ビギナー向けの3点式コックリングとして、発売以来好調なセールスをつづけている、A-Oneの「RIKIMARU -力丸-」。本作はその派生版として追加された新バージョン、「ラクーン」と「ギアセカンド」です。
本作の特長は何といっても玉袋にフューチャーしているところ。竿と一緒にキャンタマの根元を締め付け・圧迫し、精液が通るルートを物理的に遮断することで、これまでにない持続力サポートを狙っているようです。
ただ…そもそも睾丸は医学的にあまり締め付けちゃダメな部位。
どちらかというと、だらーんとリラックスさせた状態の方が、体温調整や“健康な精子をつくる”という本来目的においては推奨されています。
愛撫においても皮膚感覚はあるので、やさしくタッチされれば気持ちいいですが、激しい圧力や摩擦を受けて快感を得るような部位ではなく、キャンタマへの刺激だけで射精へ至るのは難しいかと思います。
まぁ、理屈で考えてみても仕方ありませんし、NLSスタッフも玉袋圧迫はほとんど経験がないので、何はともあれモニタリングしてみました。
まずは「ギアセカンド」を装着してみたところ、これ…ある程度キャンタマが弛緩していないと袋側カバーを覆うのが困難だと判明。
寒い時期だとキュッと縮んでいることが多いため、風呂上がりに装着するなど、ちょっとした工夫が必要かもしれません。
さらにシッカリ装着して竿と玉を同時に締め付けてみたところ、一般的なコックリング同様の締め付け効果は感じられたものの、玉袋圧迫によるサポート効果は正直ビミョーな感じ…。
「ラクーン」に至ってはスタッフの体格にサイズが合わず、どーやっても玉袋が上手く固定できませんでした…。
そして、キャンタマが収納できないと巨大なカバーがピョコンと前に飛び出してしまい、かなり不格好。うーん…これは人を選びそうです。
どちらのタイプも企画的なおもしろさと個性的な形状はクリアしているものの、それらが必ずしも実用性を伴っているとはいい難い印象。
でも…それだけに探究心を刺激され、何とかこれを上手く活用できないかと、いつの間にか盛り上がっていました(笑)
世の中に玉袋を狙ったアイテムがほとんどないのは、それだけ有用性が低いからなのかもしれませんが、A-Oneには今後もそんな“未知の領域”に、積極的にチャレンジして欲しいですね。